不動産計量分析特論(後期,2単位) †
講義概要 †
土地・住宅・都市政策や不動産価格の分析は経済学的基礎がないと分析が不可能です.本科目では,『都市空間経済分析特論』と一体的に講義運営を行い,不動産市場の分析に必要な経済学の基礎知識から,モデル分析が可能な応用までの都市・地域経済学を学び,実証分析をするための力を養います.ですから,『都市空間経済分析特論』を履修登録および受講することを本科目の履修条件とします.
講義内容(案)とレジュメ †
本講義+『都市空間経済分析特論』では,以下のような内容を予定しています.本講義では,一体的に履修する『都市空間経済分析特論』で学んだ理論を,実証分析するための手法を学びます.実証分析では,Excelをつかう予定です.修士論文で実証分析をしてみたい学生は,研究室PCにインストールしてあるSTATAも勉強してください(Excelでは力不足です^^;)STATAを学びたい積極的な学生さんはこちらで勉強してみてください.この松浦先生のレジュメは基本的な使い方から始まって,実践的に学ぶことができます.
- 1回 不動産統計分析とは
- 2回 経済モデルと計量経済学の使い方
- 3回 回帰分析のための基礎知識
- 4回 単回帰分析(モデルの当てはまり具合)
- 5回 単回帰分析(説明変数の採択判断)
- 6回 重回帰分析
- 7回 重回帰分析(回帰分析の意味)
- 8回 ヘドニックアプローチによる不動産市場分析1
- 9回 ヘドニックアプローチによる不動産市場分析2
- 10回 ヘドニックアプローチによる不動産市場分析3
- 11回 ヘドニックアプローチによる不動産市場分析4
- 12回 重回帰分析(内生性と操作変数法1)
- 13回 同時方程式モデルによる不動産市場分析1
- 14回 同時方程式モデルによる不動産市場分析2
教科書と参考文献 †
レジュメを配布して講義を進めますが,予習・復習のための準教科書として下記書籍を指定します.また,詳細な勉強をしたい学生のためには下記参考書を推薦しておきます.
- 【準教科書】縄田和満『TSPによる計量経済分析入門』朝倉書店
- 【参考書】グリーン『計量経済分析』エコノミスト社
課題と評価方法 †
毎回の課題による評価.